栄養素が豊富なホウレンソウは、虫などの被害も少なく、家庭菜園でも比較的に初心者向けの野菜となっています。
そんなホウレンソウの特徴と育て方を紹介します。
ホウレンソウの基本情報
学名 | Spinacia oleracea L. |
別名 | ホウレンソウ |
英名 | Spinach |
原産・生産地 | 中央アジア |
属性 | ヒユ科ホウレンソウ属 |
ホウレンソウは、ビタミンA、ビタミンC、カロテン、鉄、カルシウム、マグネシウムなど多くの栄養素を含み、栄養価がとても高い緑黄色野菜となっています。
なお「ほうれん草」とも表記します。
ホウレンソウの栽培時期
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
春蒔き | ○ | ○ | □ | □ | ||||||||
秋蒔き | □ | □ | ○ | ○ | ○ | □ |
ホウレンソウは暑さに弱いため、春蒔きか秋蒔きをすることで栽培することが一般的です。
寒さには強く、0℃以下でも耐えることができ、また、冷え込むと軟らかくなり味がよりよくなることから、旬は冬となります。
これにより、夏の暑い時期以外を除いてほぼ1年じゅう栽培することができます。
また、秋蒔きで、9月から11月の間で時間差で種まきをすることで、長い期間収穫を楽しむことができます。
酸性の土壌はあまり適さず、pH6~7あたりが栽培に適した酸度となります。
ホウレンソウの栽培方法
種まき
幅が60cm程の畝を作り、その中で30cmくらいの中に種をバラまきにします。
その後、軽く土をかぶせ水をたっぷりと与えます。
間引き
本葉が2〜3枚出てきたあたりで、混み合っている部分を抜いて、株間が5cmくらいになるように間引いていきます。
草の丈が7〜8cmになったあたりで、株間が10cmくらいになるように2回目の間引きを行います。
2回目の間引きのタイミングで、追肥を行います。
収穫
種まきから30〜40日くらいで、草丈が30cmほどになり、収穫時期を迎えます。
生育の良いものから順番に収穫していきます。
根っこがしっかり張っているので、そのまま抜くのではなく、ハサミなどで根本から切って収穫します。
その際、根本の赤みのかかった部分は味に優れて美味しいため、根部を1〜2cmくらい残して切ります。
ホウレンソウは、収穫後の新鮮なうちがとても美味しいので、おひたしや炒めもの、和えものにとても適しています。