バジルの栽培で収穫量を増やす方法として、効果的な摘心(てきしん)があります。
本記事では、バジルの摘心方法やポイント、効果などをわかりやすく解説しています。
バジルの摘心方法とは?
ぜひ参考にして、バジル栽培の収穫量アップに役立ててください。
バジルを摘芯する理由
結論から言うと、バジルを摘芯せずにそのまま育てると、花が咲いてしまい、葉が出なくなってしまうからです。
バジルは、気温が高温になってくると次々と新しい葉っぱを出して生長します。
その為、草丈が20cmほど生長したタイミングで、摘芯を行っていきます。
摘心を行わずそのまま茎を伸ばしていくと、7月後半から8月にかけてバジルは花を咲かせる時期になります。
花を咲かせると、バジルは次の子孫を残そうと、種をつけることにエネルギーを使い始めます。
そのため、新しい葉っぱは出なくなり、葉っぱも固くなっていってしまいます。
その結果、バジルは長く収穫できなくなってしまうという訳です。
つまり、バジルを長く収穫するなら花を咲かせないように摘心していく必要があります。
バジルを摘心する
気温が上昇し、暖かい日が続くようになった為、バジルが順調に育ちました。
このまま何もしないと茎が成長し花を咲かせる時期になってしまいます。
なので、ここで摘心を行い、あわせて収穫もしていきます。
バジルをよく見ると、小さな脇芽が出ている箇所があります。
この脇芽が出ている箇所で摘心を行います。
摘心はハサミ等で行っていきます。
摘心することで、残した脇芽が成長し、葉っぱを次々と出していきます。
これにより、長い期間、バジルの栽培や収穫を楽しむことが出来るという訳です。
こちらのレッドルビンバジルはすでに花が咲きかけてしまっています。
食用として栽培している為、花の部分も摘心してしまいます。
ちなみに、バジルは品種が豊富なハーブで、園芸としても楽しむこともできるので、このように花を咲かせて楽しむこともできます。
このようにして、どんどん摘心して収穫していきます。
バジルは水挿しでも育つ
バジルはとても繁殖力の強いハーブなので、摘芯し切り落としたバジルは、水に差しておくだけでも根を生やします。
なので、水挿しを行い根を生やすことで、そのバジルを別の株として栽培することもできます。
この方法を行うことでもさらにバジルの栽培を長い間楽しむこともできます。
この根を出したバジル土に戻したり、このまま水耕栽培することで、再びバジル栽培や収穫を楽しむことができます。
バジルの摘芯のまとめ
いかがでしたか?
バジルは花を咲かせると次の子孫を残すため、葉っぱを出さず、種を作ることにエネルギーを使ってしまいます。
なので、花は咲かせずに摘芯を行うことで、次々と葉っぱを出していき、長い間栽培を楽しむことが出来るようになります。