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マルチシートの張り方とは?畑にマルチを張る理由と方法を公開

畑栽培
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畑に作った畝を覆うマルチシートはなぜ張る必要があるのか?

管理人
管理人

畑でよく黒いシートを張っているのを見かけるけど。。。

マルチシートを張る理由と、実際の張り方を紹介します。

マルチシートとは?

マルチシートとは、畑の土の表面を覆うカバーのことです。

主にビニール製のものが多く、また、色も黒や透明、銀色等様々なマルチシートがあります。

畑にマルチシートを張る理由

マルチシートを張る理由として、以下5点が挙げられます。

雑草の抑制

黒いマルチシートを張った場合は、太陽の光が遮断されるので、雑草が生えるのを抑制してくれます。

その為、畑の管理がしやすくなったり、栽培している作物の保護にもなります。

保湿効果

ビニール製のマルチシートがほとんどなので、土からの水分の蒸発を防ぎ、また適度に水分量を確保できるので、土の乾燥を防いでくれます。

保温効果

マルチシート内は熱が逃げにくくなるので、土の表面温度が適度に保たれます。

作物の病気の予防

雨が降った際、マルチシートを張っているため、雨による泥跳ねを防ぐことができます。

作物に泥などの汚れが跳ねないため、病気の予防にもなります。

また、銀色のマルチシートの場合、光が反射して虫除けの効果もあります。

土の流出防止

これも雨などによる土の流出を防ぐことができ、特に土作りでできた団粒構造の流出を防いでくれます。

畑にマルチシートを張る方法

では実際に張っていきたいと思います。

畝のサイズに合わせたマルチシートを準備

予め作成しておいた畝のサイズに合わせてマルチシートを用意します。

今回は約60cm幅で作成した畝に張っていきたいと思うので、90cm幅のマルチシートを用意しました。

なお、畝やマルチシートのサイズは、栽培する作物に合わせて用意します。

水を蒔いて畝を保水する

マルチシートを張る畝が乾燥していた場合は、水を蒔いて畝を保水しておきます。

マルチシートを張った後だと、畝全体に水をやることができなく、保水性が弱くなってしまうのを防ぎます。

マルチシートを張る

マルチシートを張るスタート地点を杭などで固定します。

このようにしっかりと杭で固定します。

マルチシートをたるみなく貼るので、ここで抜けないようにしておきます。

マルチシートには中心に線などが引いてあったりするので、畝に対して中心を合わせるようにしっかりと張っていきます。

ちなみに、このようにマルチシートの筒の中に支柱を通して張っていくとかなりやりやすくしっかりと張ることができます。

畝の最後まで張れたらカットし、杭などで固定します。

このとき、しっかりとマルチシートを張った状態で固定します。

たるんだり張りが弱いと風などであおられマルチシートが剥がれてしまったりするので、ここでしっかりと張っておきます。

土で周りを固定する

最後に周りに土を盛って隙間なくしっかりと固定します。

ここでも、隙間やたるみがあるとマルチシートの効果が発揮しきれなくなってしまうため、しっかりと土をかぶせ、足で踏み固めてます。

畑のマルチシートまとめ

いかがしょうか?

少しシワがあるようにも見えますが、隙間やたるみもなく、しっかりとマルチシートが張れたかと思います。

マルチシートの効果を理解し、作物にあった物を選択して張っていきましょう。