畑で野菜を育てていて少しずつ実り始めた頃、鳥が狙ったかのようにやってきて畑を食い散らかす鳥被害に頭を抱えることも少なくないと思います。
やっと実ってきた時にやられるのはショックが大きいです…
その為、栽培している野菜を鳥被害からどのように守るかが課題となります。
今回は、そのような鳥被害から野菜を守る為の対策の一つである、防鳥糸を使ってみたので、紹介していこうと思います。
防鳥糸とは?
主にポリエチレンで出来た糸で、この糸を、鳥被害から守りたい野菜のある場所に支柱などを立てて、その間に糸を張り巡らせることで、その中へ鳥の侵入を物理的に防ぐ効果があると言われています。
防鳥糸を張り巡らせることで、そこへ近寄ると、糸によって鳥は羽を傷つけてしまう可能性があると感じ、近寄らず侵入をしないと考えられています。
また、銀色のラメが入ったものもあり、光の反射で、視覚的にも鳥を刺激し、糸を張り巡らされた場所への侵入を防ぐものもあります。
なお、特に視覚に特化して鳥被害を防ぐものとして、防鳥テープというのもあります。
これは風に舞ってキラキラと光が反射するため、視覚的に刺激されるだけではなく、異様な物があると感じ、鳥が近寄らないものとなっています。
防鳥糸を張る準備をする
防鳥糸を張るために、栽培している野菜を鳥被害から防ぎたい場所の周りに支柱を立てていきます。
立てる支柱は、高さがあまり低いと上の方から鳥が侵入してしまう為、ある程度の高さがある支柱を使うといいと考えました。
今回は約2mくらいの長さの竹を支柱に使用しました。
支柱を立てる間隔は、支柱と支柱の間が空いてしまうと、防鳥糸を張った際にたるんでしまう為、1〜1.5mくらい間隔で立てました。
防鳥糸を支柱に張る
立てた支柱に防鳥糸をくくり付けて、支柱から支柱へ張っていきます。
ある程度、糸がしっかりとピンと張るようにしていきます。
あまりたるんでしまうと、鳥の侵入を許してしまうと思います。
糸の高さの間隔もある程度考慮しながら支柱と支柱をぐるっと張り巡らせていきました。
今回は支柱に竹を使っていて、節の間隔の約30cmくらいで高さを調整しました。
防鳥糸を張ってみて
防鳥糸をぐるっと張り巡らせたので、人が作業するために中に入るのも少し大変になってしまいました。
人が入るのも大変なので、これならたしかに鳥も近寄って侵入するのは難しいと思います。
この防鳥糸の隙間を通ろうと思うと、間違いなく羽を傷つけかねないと感じました。
防鳥糸は、張るのも簡単で価格も時間もあまりかからずでき、コストパフォーマンスにも優れていると思うので、防鳥糸で鳥被害の対策を行うのはオススメだと思います。
防鳥糸で対策を行ったおかげもあってか、鳥害もなく作物は無事に実りました。