畑栽培家庭菜園の記録

【畑の作り方】家庭菜園の土作りのやり方はこの4つを押さえておこう

畑栽培
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家庭菜園でより良い野菜を育てる為には、畑の土作りが重要になってきます。

この畑の土の状態によって、野菜などの作物の成長が左右されるといっても過言ではありません。

管理人
管理人

作物を育てる為の最初の一歩です。

そこで今回は、作物の成長にとっての土作りの基本となるポイントを押さえていきたいと思います。

畑の土作りのやり方で押さえておくこと

結論から言うと、土作りの基本となるポイントは次の4つとなります。

  • 水持ちがいい
  • 水はけがいい
  • 通気性がいい
  • 土壌酸度が適切

このポイントを押さえて畑の土作りを行うことで、野菜などの作物をよりよく栽培していくことができると考えられます。

水持ち・水はけ・通気性とは

水を持つのに水がはける、というと、矛盾しているかのように感じますが、土が適度に保水し、また、適度に排水や通気をすることで、野菜の成長に必要な水分量を確保する状態となります。

泥のような根腐れを起こすほどの水分を含んだ状態や、逆にすぐに乾燥してしまうような状態は野菜の成長を阻んでしまいます。

では、この水持ち・水はけ・通気性の良い状態の土とは、どのようにすればいいのでしょうか。

それは、土の「団粒構造」というものがとても大切になります。

団粒構造とは、次のことを指します。

粘土や砂などの粒子、有機物由来の腐植などが集まって固まったものを団粒と呼ぶ。団粒によって構成される土壌は、団粒の内外に適度な毛管・非毛管の孔隙が存在し、排水性と保水性を兼ね備える。

逆に、この団粒構造が少ない土だと、固い土になってしまい、保水や排水、通気がうまくいかず、野菜の成長を阻んでしまうと考えられます。

畑の土の団粒構造を作るには

水持ち・水はけを適したものにしてくれる団粒構造は、堆肥が生み出してくれます。

堆肥とは、有機物が微生物により分解、発酵したもので、この堆肥を微生物が餌として活発に活動し、その微生物の働きで団粒構造が作られ、また、その団粒構造が維持されます。

有機物とは、炭素を含む化合物で、枯れた植物や葉っぱ、動物の排泄物などのことを指します。

その為、肥を土に混ぜ込むことで、団粒構造ができ、保水性・排水性・通気性がよい土を作ることが出来ます。

団粒構造を持つ土の特徴は、有機物の色である黒っぽい色をしていることが多く、また、触るとふかふかで柔らかい状態です。

畑の土壌酸度とは

続いて、野菜などの作物には、育成に適している土壌のpHがあります。

pH(ペーハー)とは、酸性・アルカリ性を示す単位。pH7.0が中性で、それ以下が酸性、以上がアルカリ性となる。

例えば、それそれの野菜の育成に適したpHは以下のようになります。

pH野菜の名前
6.5〜7.0ホウレンソウ
6.0〜6.5キュウリ ナス ピーマン
5.5〜6.0サツマイモ

サツマイモは酸性に強い野菜ですが、逆にホウレンソウは酸性に弱いので野菜となっています。

栽培を続けていくと土壌は徐々に酸性に傾きます。

また、日本は梅雨などで雨が多く、土壌のアルカリ成分が流れやすく、またその雨も酸性に傾いている為、特に酸度が上がりやすい傾向があります。

なので、野菜の育成に適したpHの土に調整することが大事だということです。

畑の土作りのやり方まとめ

畑の土作りの基本となるポイントとは、

  • 水はけがいい
  • 水持ちがいい
  • 通気性がいい
  • 土壌酸度が適切

という4つのポイントが大切でした。

このポイントを押さえるためには、団粒構造を持った土を作り、土壌のpHを意識することが畑の土作りの基本だということがわかりました。

これらのポイントを抑えて土作りをすることで、よりよい作物を育てられるかと思うので、ぜひ土作りの基本を意識してみてはいかがでしょうか。