作物の栽培方法

トマトの特徴と育て方とは #野菜の栽培方法

作物の栽培方法
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トマトが赤くなると医者が青くなる、ということわざがあるように、栄養価が高く健康食とも言えるトマト。

そんなトマトの特徴と育て方を紹介します。

トマトの基本情報

学名Lycopersicon esculentum Mill.
別名トマト
英名Tomato
原産・生産地中南米
属性ナス科トマト属

トマトは、ビタミンCやビタミンE、カリウム等を多く含みます。

また、老化や動脈硬化、がんなどの生活習慣病を引き起こす細胞の酸化を抑えてくれる、抗酸化作用のあるリコピンやβカロテンを特に多く含む為、栄養成分が豊富な健康野菜と言えます。

トマトの栽培時期

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
(一般地を基準にしています)○:種まき ●:植え付け □:収穫

夏野菜の定番であるトマトの生育適温は20~30℃で、栽培では比較的冷涼で昼夜の温度差が大きいといいです。

ただし、急激に気温が下がり、15℃を下回る場合は、不織布などを掛けたり、夜はプランターを軒下に移動するなどして防寒対策をします。

土壌酸度は、pH5.5~pH7.5で栽培が可能です。

なお、種からの栽培はハードルが高くやや難しいため、初心者は4月ころからホームセンターや園芸店に出回る苗から育てるといいでしょう。

トマトの栽培方法

種まき

ポットに深さ1cmくらいの穴を作り、そこに3、4粒くらい種を蒔きます。

種を巻いたあとは軽く土をかぶせ、水やりをします。

間引き

トマトが発芽し、本葉が出たころに1回目の間引きを行います。

2つ目の本葉が出た頃に、2回目の間引きを行い、1本に絞ります。

本葉が4〜5枚になった頃に、ポットを大きくし、そこに定植をします。

植え付け

トマトは高く伸びていく為、支柱を立てます。

その支柱の根本に間隔が50cmほどになるように苗を植え付けていきます。

植え付けたら水やりを行います。

苗が育っていき、高さが20〜30cm毎に立てた支柱に誘引していきます。

その際は、麻のひもなどで8の字になるよう支柱にくくりつけます。

芽かき

大きな実をつけたり、病気の予防のために、本葉の根本から出てくる脇芽を摘んでいきます。

トマトの場合は、すべての脇芽を摘んでいき、1本仕立てで栽培するのが一般的です。

芽かきを行う際は、ハサミなどで切ると、切れ口から雑菌は入りこんでしまうため、手で折るように行います。

収穫

植え付けてから約2ヶ月くらいで収穫時期を向かえます。

赤く熟して来たものから順次収穫していきます。