スイカ(すいか・西瓜)は本葉が出て生長していくと、蔓を次々と伸ばしていきます。
気がつくと蔓があっという間に伸びています。
スイカの場合は、そのまま蔓を伸ばし続けていくのではなく、適切に摘芯して管理することで、大きくて甘みのあるスイカを作ることができます。
そこで、スイカの栽培で大きくて甘い果実をつくる為に必要な摘芯の方法をご紹介します。
スイカの摘芯とは?
スイカの摘芯とは、本葉が4、5枚ついた頃、親蔓を摘み取ってしまうことで、残した子蔓の生長を促すことです。
スイカは基本的に子蔓1本に付き、1つの果実が実るため、子蔓が多くそれに実る果実も多くなってしまうと、栄養が分散してしまい、一つ一つが小さくて甘みのない果実になってしまいます。
その為、親蔓を摘芯し、子蔓の発生を抑えることが重要となってきます。
つまり、スイカの親蔓を摘芯することで、子蔓を調整し果実の数をコントロールして大きくて甘いスイカを作ることができます。
スイカを摘芯する
トンネル栽培をしているスイカが順調に生長してきて、蔓が伸びてきていることがわかります。
このようにだいぶ蔓も伸びてきているので、そろそろ摘芯を行う時期です。
スイカの花も徐々に咲き始めてきています。
親蔓がしっかりと生長してきていて、そこにつく子蔓も順調にその蔓を伸ばしてきています。
その為、ここで親蔓の摘芯を行っていき子蔓の発生をコントロールしていきます。
ハサミ等で親蔓を切り取って摘芯していきます。
親蔓は子蔓を4、5本残し切り取っていきます。
このように親蔓を摘芯することで、栄養の分散を防ぎ、残った子蔓の生長を促し大きくて甘い果実を作ることができます。
摘芯を行ったあとは、他の子蔓同士が絡み合わないように、蔓を四方へと広げて配置していきます。
スイカの摘芯まとめ
いかがでしたか?
スイカを適切に親蔓の摘芯することで、子蔓の発生をコントロールし、一つ一つが大きくて甘い果実を作ることができます。
甘いスイカは、暑い夏に食べるととても格別です。
適切に摘芯を行い、甘くて大きいスイカを作って行きましょう。