実は種も栄養が豊富で食べることができるピーマン。
そんなピーマンの特徴と育て方を紹介します。
ピーマンの基本情報
学名 | Capsicum annuum L. |
別名 | ピーマン、甘トウガラシ |
英名 | Sweet Pepper |
原産・生産地 | 熱帯アメリカ |
属性 | ナス科トウガラシ属 |
ピーマンは、カロテンやビタミンCを多く含む栄養価の高い野菜です。
また独特の苦味は、刻んで酸素に触れると増すので、そのまま食べたほうが苦味は少なく甘さを感じる事ができます。
ピーマンの栽培時期
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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夏野菜の定番であるピーマンの生育適温は20~30℃で、夏の暑さには強く、秋まで長く収穫をすることができます。
夏の暑さには強いですが、寒さには弱いため、気温や地温が十分上がったタイミングで定植を行います。
土壌酸度は、pH6.0~pH6.5くらいが適した酸度となります。
なお、種からの栽培はハードルが高くやや難しいため、初心者は4月ころからホームセンターや園芸店に出回る苗から育てるといいでしょう。
ピーマンの栽培方法
種まき
育苗箱に深さ1cmくらいの溝を作り、そこに条蒔きで種を蒔きます。
種を蒔いたあとは軽く土をかぶせ、水やりをします。
ピーマンは発芽する温度が高めなので、発芽までは25〜30℃に保って管理します。
約1週間ほどで発芽し、発芽後は、間隔が1、2cmくらいになるように間引きを行います。
本葉が2枚になった頃にポットに移し、定植適期になるまで管理します。
定植適期までは45〜60日くらいと長い期間が必要ですので、初心者は苗を購入したほうが無難でしょう。
植え付け
ピーマンは高く伸びていく為、支柱を立てます。
その支柱の根本に間隔が50cmほどになるように苗を植え付けていきます。
植え付け後、支柱に誘引していきます。
その際は、麻のひもなどで8の字になるよう支柱にくくりつけます。
誘引を行ったあと、水やりを行います。
仕立て
1番最初に咲いた花(一番花)を起点に3本仕立てにしていきます。
一番花の下から勢いよく出てきた側枝を2本残し、主枝とあわせて3本にします。
その際、下の方の脇芽は掻き取っていきます。
主枝、側枝に出てくる脇芽も掻き取ります。
収穫
品種によりますが、およそ5〜7cmくらいになった頃が収穫時期となります。
ただし、早めに若採りすることで、その後の育成や着果がよくなり、長い間、収穫が楽しめます。
あまり完熟した実を多く残してしまうとだんだんと株が弱ってきてしまいますので、注意が必要です。